足立ヨット造船 > 建造中の艇 > WOODY ACTIVE 87 SALON CRUISER > WOODY ACTIVE 87 SALON CRUISER 船体(ハル)
9/30〜10/2に開催された第10回 横浜フローティングヨットショーへのWOODYヨット出展を記念して会場の様子をブログにてお届け。
1.船体(ハル)
フレーム材を寸法ごとに製材し、蒸し曲げ加工をします。
ステム材は積層後二分割をして左右に使用します。
キールはスカーフで1本にしておいて、積層します。 クランプは50ケほど必要です。
積層キールを4台の昇降台に設置します。 この昇降台で自由に高さが変更でき、外板張りの効率がさらに向上する、新兵器です。
2本のボルトでキールとフロアー材を取り付けます。 マスト部はチークを使います。 そのフロアー材にフレームを取り付けます。
3本目までは6cmを最大として、SUSビスで固定します。
20枚の積層ステムの取り付け
外板張り4日目からは1日25本ペースで、一気に船体が出来上がります。
毎日片弦50cm以上進みますので、ダイニール加工も毎日必要です。喫水を過ぎると外板張りも1日30本は施工できます。
トランサムはマリングレードの12tで作ります。
7日目で右舷4/7、左舷1/2完了しました。 毎日前日に張った分のダイニール加工と接着剤の充填です。来週前半でハルは完成でしょう。 このスピードは驚異的で、自作の場合、毎日されてもここまで1年半はかかります。
右舷側はすでに到達し、キール部分を終了すると1日40本、80cmの施工も可能です。 全体量では半分を少し超えたぐらいですが、後4日の工程です。
機能に引き続き右舷側の施工です。 今日は半日しか施工出来ませんでしたが、それでも24本52cmほど出来ました。 明日はシャー材とガセットの取り付けの予定です。
ガセット、ビームシャー材を取り付けました。 この取り付けが終わるとハルの外板張りを一気に張り終えます。
ポート側の外板終了です。 明日で外板張りが終わり、ハル完成の予定です。
外板張りも無事終了し、ハルが完成しました。 写真右手前はWOODY82の船体です。 殆ど同時に施工しますが、完成はACTIVE 87を優先させていきます。 工場の外テント室にはACTIVE 91があり、同時に3艇の建造です。 3艇ともケッチリグで、これはとても今の時代には珍しい事です。
ニス仕上げの場合、ビス穴は全て埋め木でコーキングします。
内側にダイニール加工をして、外側へバキュームで接着剤を充填します。
ハルが出来た時点で、立ち会い確認を行います。 今回は同型艇の天籟丸の家島クルージングでじっくり検討され、ケッチリグからスループになりました。
ダイニール加工船底部は外側にも行います。 これにより沖縄の係留でも船食い虫の心配もいらなくなります。
バラスト形状に合わせて積層、整形をしています。
ドライブ部分のキール補強です。
船底はダイニール加工をします。 これにより沖縄でも船食い虫の心配は有りません。
さらにエポキシパテで仕上げをします。
チークの薄板積層で作ります。
トランサムセンターに30mm厚の補強材を入れます。 両サイドの材はコクピット立て板取り付け用材です。
摩材の仕上げを行います。