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ACTIVE 87 SALON CRUISER 
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このレポートは、WOODY 82−II VELA DE ESPERANZAの台風16号による被災から修復・進水の記録です。
 クルーザーヨット建造日記
WOODY ACTIVE 87の建造をブログにて紹介していきます。これまでより早くアップができるかな?随時更新中
 フローティングショー日記

9/30〜10/2に開催された第10回 横浜フローティングヨットショーへのWOODYヨット出展を記念して会場の様子をブログにてお届け。


艇の建造風景

WOODY ACTIVE 87 SALON CRUISER

この艇はACTIVE80、83、91の3艇のSALONに続き、ACTIVE 87としては初めての建造となります。  ハルラインも基本となっている82より水線長を長くし、バウが少し垂直に近くなり、スターンが91に近い形となっています。

最新情報

 

 

   
ステムやフレームの積層 キール設置、フレーム設置
トランサム、ステム等を取り付 け、骨組みを作ります。
外板作業
ストリッププランキング施工
         
   
エンジンベッドの取り付け
木造艇でセールドライブは 他に例が無いようですが、 WOODYヨットは全てをセールド ライブにしています。
  外板作業
ストリッププランキング施工 70%完了
  シャー材の取り付け
         
    外板作業後、内面にダイニール加工
バキュームにより、ストリップ間にエポキシを充填します。 一般的には1本づつに接着剤を塗布しながら施工しますが、この技術は独自に開発された技術で、より綿密な充填が可能で、施工スピードも2倍になりました。

外板作業
ストリッププランキング施工 100%完了

       
         
   
正立に戻しました   エポキシニス塗装
ハルにウェストシステムのエポキシニスを塗装します。
  バウニーの設置
バウにハルとステムの補強ニーを設置します。

 

    補強ニー
ステムとトランサムにシャー材との補強用ニー材を入れます。 トランサム部はクリートの補強裏板兼用ですので、厚いチーク材を使用しています。
正立に戻しました    
         
   
スイミングステップ   ロアーとアッパー用の補強板
9t2枚合わせの18tで強固にデッキとハルを結合します。
 

フォアバースに清水タンク設置
150Lの容積があります。
フォアに設置することで、センターを有効に使うことが出来ます。
今までのようにセンターへタンクを設置する必要が無いWOODY独自の方式で従来の常識はWOODYには当てはまりません。

         
   
コクピット右舷側の物入れ開工口の奥に排気用グースネックを設置します。
WOODYでは単純に排気管を上部に曲げるような方法は採らず、必ずグースネックを使用します。
  コクピットセンター
タンクとエンジン部は取り外し式です。
止水は強固な蝶番式で、浸水は完全に防御されています。
  コクピットは外部構造になりますので、合板は全てマリングレード合板を使用します。
非常に密度が高く、一般のタイプ1(耐水合板の1級)より遙かに密度が高く、比重も2倍あります。
強度は3倍から4倍の強度があります。
         
   
フォアバースの造作
タンクにはセンサーを組み込み、電気メーターで残量がチェック出来ます。ソファー下は大きな収納庫となります。
  サイドはダイニール加工をしてありますので、マホガニー無垢材のバテン張りとしました。   デッキ下の補強。 この上にバウスプリットが強固に固定されます。
         
   
メイン通路
船体に対し最も有効で、使いやすいバースに作りつけられます。
  フォアメインバース
船体に対し最も有効で、使いやすいバースに作りつけられます。
  食器類の固定保管

 

   
トイレ壁面の設置   メイン床骨組み   メインバースの施工
         
   
フォアバース   メインシングルバース   キャビン入り口
主柱の設置
         
   
ギャレー   ギャレーシンク
シングル混合栓を使用。
  トイレ
大きな物入れも設置。
         
   
デッキ張り
サイド、フォア、スターンデッキ張り。
厚み15tの単板張り
  スルハル設置   キャビンビーム
ビームを取り付けます。
サイドと同一の4,000Rで、メインの湾曲も大きく無く、歩行が楽です。
         
   
各種パネルの製作
計器ポスト
  各種パネルの製作
100V配電盤
  各種パネルの製作
インバーター、ロータリースイッチ、充電器
         
   
キャビンデッキ張り
15tのマホガニーを張ります。この後エポキシ+マイクロバルーンパテ、ダイニール加工をします。
  キャビン天井船内
小さなVカットでコントラストを付けています。
  エンジン仮設置
キャビンデッキ施工前にエンジンを積み込みました。

 

   
船内灯
メイン3灯、フォア2灯、他ギャレーとトイレに設置します。
  船内サイド物入れ
ステレオの設置 モール部分を残し、ほぼ完了しました。
  トイレ設置
今回も定番になった、洗浄器を設置しました。 便座は日立製を初めて採用。
         
   
スルハル配管
3つの内2ケはトイレの注水と排水。
もう一つはエンジン冷却水の予備冷却水取り入れ。
  サロン部の施工
ほぼメインデッキが終了し、いよいよサロン部の施工です。
  コーミング
デッキと同じ15tのマホガニーをカナディアン工法で施工します。
         
    サロン部    
   
ビーム設置
ガセットにより取り付けします。
  前部窓
窓にアクリル板を取り付けるための加工をします。
アクリル板は8mmでクリアランス15mmにより、シリコンで挟み込むようにして固定します。
一般に施工されているボルト止めはアクリルの収縮や歪みにより、割れや漏水の原因になります。
手間は数倍かかりますが、より確実で、長期の使用に耐えられます。
  デッキ張り
メインと同じく15tのマホガニーでデッキを張ります。
         
   
デッキ張り
デッキ張り完了後エポキシ+マイクロバルーンでデッキ材同士を固着します。 後サンディングをします。
  ダイニール加工
ダイニールクロスを使いウェストシステムの高温用209を使用してエポキシダイニールの加工をします。
  ダイール加工
ダイニールが完了すると半透明で下地が透けて見えます。
         
   
チークデッキ張り
チークのデッキはダイニールの加工後に張ります。 今回のデッキ材は、幅35mm、厚み8mmです。
      埋木加工
ビス穴は1つ1つ丁寧に埋木の加工をします。
しっかりと施工しないと、止水が出来ません。
         
   
スイミングステップ
マリングレードで施工し、エポキシダイニール加工をし、雨水、海水とは直接接触しないように施工されます。 この方式で、木造艇は飛躍的に耐用年数が伸びました。
  コクピット物入れの樋の施工
物入れに水の侵入をしっかり防ぎます。 丁寧に細かくダイニールの加工が必要です。
 

スケグの製作
16mmボルト3本をマリングレードで挟み込みます。 圧着は大型のプレス機でしっかり接着します。

         
   
コクピット床
12mmのマリングレードで施工し、エポキシダイニール加工後、さらにマイクロバルーンパテでコーティングします。 さらにこの後エポキシアンダーコート、ポリパテ、塗装をします。
      ラダーの製作
ラダーはステンレスの軸から、3枚の板を補強材として製作され、マリングレードで補強剤を挟み込むようにして、積層されます。 圧着は大型プレス機を使い、完全に密着されます。 ラダー金物は(株)プロコへ毎回特注で制作依頼をしています。

 

         
    サンディング
ダイニール加工後はサンディングをします。 この後さらにエポキシパテで整形します。
  アンダーコート
エポキシパテの上にエポキシのアンダーコートを塗布し、ポリパテの付着力を増大させます。
         
         
        塗装
エポキシニスの後、サンディングシーラーで塗装します。
厚みを付けるため、4回刷毛塗り、サンディングを何度も繰り返します。この時点でも厚みが出てくるので、かなりの光沢ですが、最終UVカットのニスをガンで吹きますが、鏡のような反射になります。
         
   
コクピット排水孔
コクピット座席の排水はコクピット床に抜きます。 今回は左右3ケ所設置しました。
  エンジンブロアー
強制的エンジン内の空気を外部に排出します。
  コクピットシャワー
温水のシャワーがコクピットで使えます。
シャワーは勿論、お皿などの油汚れも温水で綺麗になります。
         
     
ペラルック
この効果は誰もが認めるアイデアで新マーメイドにも正式に採用されました。
  コクピット蓋塗装
コクピットの蓋関係を塗装します。 四角な箱はエンジン操作盤の枠です。
   
         
         
スイミングステップ塗装
スイミングステップのチーク張り 前に塗装をします。
       

最終竣工工程写真 03.12.26 

       
スイミングバテン打ち
スイミングステップにチークのバテンを貼り付けます。
見た目にも美しいですが、滑り止め効果は抜群です。
       
         
   

全体写真

チークデッキ、コーミング、窓枠とほぼ船体外部は完成です。

       
         
   
スタンションの取り付け        
         
   
バウ金具の取り付け   バウスプリット取り付け   電動インドラス設置
         
   
スターンパルピット       三方ローラーの取り付け
         
   
排気管の取り付け   ハンドレールの取り付け   コーミング桶の取り付け
         
   
丸窓の取り付け   角窓の取り付け   アダックスーパー塗装
         
   
デッキ滑り止め塗装   キャビンハッチ   搬出
         
   
        バラスト設置
         
   
         
         
   
セールドライブと3翼フォールディングプロペラ        
   
    マスト    
         
       
         
         
     
ニス塗装        
         
   
スケグとドライブ   スケグ   接続金具
         
     
    船底塗装    
   
ラインテープ       スケグとラダー
         
       
    祝 進水    
         
     
         
         
     
         
         
     
         

WOODY 82 ケッチ Vera De Esperanza と 天籟丸(テンライマル)の2ショットです。 木造艇そのものが少ない時代に、ニス塗りの美しい艇が2艇並んで撮影できるのは、今の日本ではとても貴重でしょうね。

 
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