WOODYヨット ダイニール加工
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外板の幅が50cmになるとダイニール加工とストリップ間のエポキシ接着剤の充填を行います。ダイニール加工とはダイニールクロスを使うことにより均一なエポキシ接着剤の皮膜を作ることが出来ます。曲げ応力にも対応できる均一なエポキシ皮膜を作ります。皮膜の厚みは1mmで強度は木材の10mmの強度を持たすことができるといわれています。船底部分には船内、船外ともにダイニール加工をしますので、15mmのマホガニー木材の船体ハルで35mmのマホガニー材で船体を形成したことになります。これによりマホガニー木材への浸水が無く、軽くて丈夫なモノコックの船体を作ることが可能となり、FRP艇のハルよりもはるかに軽くて強い船体を作ることができるようになったのが現在の木造ヨットなのです。
WOODYヨット ダイニール加工
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特にキールとハル外板との接続強度が弱いと言われいた部分に、ダイニールによる接着工法で欠点を補うことができるようになりました。このような深い経験からWOODYヨットは保障されているのです。
WOODYヨット トランサムフレームとトランサム外板
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15列のフレーム以外に後トランサム(ヨットの一番後ろになる部分)フレームを取付け、二分割したマリングレードのトランサム板を取り付けます。
WOODYヨット トランサムニーの設置
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二分割のトランサム板を取り付けた後、トランサムの接続にニーを取り付けます。ニーは普通前側につけるのですが、ACTIVE艇はスイミングステップを形成しますので、後ろ側に取り付けることが可能となり、それによりインラダーのラダー軸を後端に持っていくことが出来ました。これも足立ヨット造船の進化する木造ヨットの一端です。
WOODYヨット トランサムニー
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ニーは幅40mmのマホガニー木材で各2本の6mmボルト計4本で強固にトランサムとキールを固定します。
前回はこちら。
次回をお楽しみに!! |