大きくヒールしたマスト。
実は・・・・・・・・・
海の中から突き出ているのです。
作業開始から1時間半で海底に着地していて倒れていた艇が起きあがりました。 前側に先に浮力材を入れていたので、後ろに転けています。
浮力材はボールを使い、船内でエアーを充填します。
さらにデッキ付近までしか浮上しないので、喫水位置の両側にネットで浮力材を取り付けます。 そのネットを作っているのです、
まるで潜水艦の緊急浮上のようにバウが海面に出てきました。? その後スターンの外側に浮力材を入れて全体を浮き上がらせます。
コクピットに海水が入ってこない高さまで浮き上がったら、水中ポンプで船内の排水を行うと艇は徐々に浮き上がります。
完全に浮上した艇は荷物を全て艇から降ろしているので、喫水が上がっています。
この後保管場所まで曳航しました。
実は1月と2月の1月空かない間に2艇も完沈し、引き揚げ作業を行いました。
まさか1月の間に2艇もサルベージをするとは夢にも思いませんでしたが、オーナーさんの気持ちを考えると何とも言えません。
詳しくは掲載を控えさせていただきます。